いきすぎた「痩せ願望」は老化を早める

このブログでは美容やダイエットについて紹介していますが、今日はちょっと逆のことをいいます。

 

太っているか、痩せているか。自分がどんな体型をしているかは「見た目」だけでなく健康にも重要な要素になります。

太りすぎだと生活習慣病の原因になるので、いろんな病気を招いてしまうことはあなたも十分わかっているはずです。

でも、痩せすぎも同じように健康にはよくないことなのです。

モデルやアイドルみたいなスラッとした体型に憧れて「私もあんな風にキレイになりたい!」と思うのはよくあることでしょう。

でも、適正体重にもかかわらず、「まだ自分は太っている」と思い込んで、食事を極端に減らしたり、過剰なほど運動をする人がとても多いです。

2014年に発表された厚生労働省のデータによると、20代女性の21%が痩せすぎだそうです。

キレイになるためにダイエットをしている。
これ自体は何の問題もありません。

ですが、行き過ぎた痩せ願望というのはあなたが目指しているキレイからも
健康からも遠ざかってしまいます。まったく逆効果なんです。

 

『食事を減らす』
このダイエット法をしている方はとても多いですね。
でもまったく食べない、であったりほとんど食べないという方法だと脳が「飢餓状態になった」と勘違いします。

このままでは危ないので、余計なエネルギーを使わないよう脳が命令を出します。

例えば、生きることには直接関係のない肌の再生を後回しにしたり、妊娠に適していない状態と判断して、女性ホルモンの分泌を止めてしまったりなどがあります。
(女性ホルモンが分泌されないと生理も止まってしまいます。)

12歳前後の初潮を迎える年齢でダイエットをしてしまうと、初潮がいつまでもやってこない無月経になることもあります。

ご自分のお子さんが無理なダイエットをしていたらきちんと話し合ってください。
母親のダイエットが原因の場合もあります。

生理には女性ホルモンとエネルギーが必要です。
なのである程度の体重と体脂肪がないといけないんです。

 

女性の健康的な若さ・美しさに女性ホルモンは欠かせません。

なので、痩せて理想体重を手に入れたつもりでも、女性ホルモンが出なくなってしまうとそこから先は絶対にキレイになんてなれません!

 

それだけではありません。

初潮がいつまでたっても来なかったり、一度生理が来てもそのあとに生理不順の状態が続くと排卵ができなくなり、将来的に妊娠できない体になることもあります。

エストロゲンで守られていた肌や骨、血管や脳など、多くの臓器も機能がダウンするので、若くても骨粗しょう症になってしまうこともあります。

 

ここで一つショックなデータを紹介します。
以前このブログでBMIについてまとめた記事がありますが、BMIが25以上だと『肥満』 18.5未満だと『痩せ』と判断します。

BMIが18.5未満の『痩せ型』の人は、BMI18.5以上25未満の『普通』やBMI25以上の『肥満』に比べて寿命が短いことがわかっているそうです。

「肥満は寿命を縮める」というのは昨今のメディアでよく言われていますが、実は『痩せすぎ』の方が死亡リスクは高いんです。

これは痩せすぎの方が体が衰えやすく、老化のスピードが早い証拠なのです。

 

 

いつまでもキレイで若々しくいたい。
今からキレイを保っていきたい。

そう願い、努力する女性はたくさんいます。
私もその一人です。

ですが、限度を超えてしまうとそれはキレイを通り越し老化を早めてしまうこともあります。

キレイになるためには、体が健康であることが不可欠。
今の見た目ばかり気にするのではなく、体の内側もきちんと見てあげてくださいね。

 

 

 

 

P.S. 今日のできごと
やっとゴミ収集車が来てくれました(;*´ω`)ゞ

ゴミ屋敷から解放された・・・・

 

 

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