最近、前と比べて「疲れた」「だるい」と感じるペースが早くなっていませんか?
前日に少し無理をしても次の日も夜までがんばっていけたのに、
なぜか最近は「疲れた」「だるい」と感じやすくなった・・・
この感覚、決して軽く見てはいけません!
私たちが「疲れた」と感じるのは2パターンあります。
ひとつは、激しい運動をしたあとの肉体的負担がかかったとき。
もうひとつは、ストレスやプレッシャーなどの精神的ダメージを受けたときです。
肉体面と精神面、どちらかを通じて私たちは「疲れたな」と感じます。
とくに現代はストレス社会といわれるほどです。
後者の精神的な疲れからメンタル疾患に苦しむ人が急増しています。
疲れを感じることが慢性化すると、心身の不調や疾患へとつながる危険性があるのです。
我慢し続けていると、気づいたときには心も体もポッキリ折れていることにもなりかねません。
メンタルの不調と睡眠は無関係ではありません。
抑うつ症状と睡眠不足に関連があることはすでにわかっていることなんです。
「ストレスがあるせいでよく眠れない」というのも気のせいではなく、実際にストレスと睡眠に深い関係があるため。
ぐっすり眠るためにも、なるべくストレスを減らすこと。
ストレスとうまく付き合っていくような生活を送ることが大切です。
「疲れた」「だるい」は心身の不調を示す大切なアラームです。
心や体が「もう限界が近いよ。ここらでゆっくり休もう」と警告してくれる大事なサインです。
危険サインを聴き逃すことがないよう、1日5分でもいいので、あなたの体や心の声を向き合う習慣をもちましょう。
無理して我慢しないで、何よりも質の良い睡眠を優先して、心と体をゆっくり休めましょうね。
とはいっても、質の良い睡眠をとりたくてもどうしたらいいのかわからない。
という方はいらっしゃるでしょう。
「最近寝付きが悪くなった」
「ベッドに入ってもなかなか眠くならない」
そんな方のために、「睡眠五感」で1日をきちんと終わらせる方法をお教えします。
ぐっすり眠るためには、私たちの「感覚」が深く関わっています。
視覚・聴覚・温熱感覚・触覚・嗅覚の誰でももっている5つの感覚です。
これを「睡眠五感」といいます。
ひとつひとつの感覚にアプローチすることで、「朝まで熟睡」のシナリオができあがります。
それでは、それぞれの感覚のポイントをご説明しましょう!
●視覚
光環境は睡眠の質を左右するもっとも重要なものです。
スマホなどのディスプレイから発せられるブルーライトは、睡眠ホルモンの分泌を抑制します。
そのため、スムーズな入眠を妨げてしまうのです。
就寝1時間前からは暗めで暖色系の照明に切り替えたり、デジタル機器は手放すことが熟睡レベルを上げる近道です。
反対に、朝は明るい太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされるので、体のリズムが整いますよ。
●聴覚
クラシックやヒーリング音楽、鳥の鳴き声や川のせせらぎといった自然の音色を聴くことで、リラックス感を高めることができます。
ただし!
眠るタイミングにはオフにするか、音がないと不安な場合は1時間でオフになるようタイマーをセットすること。
時計の針の音が気になる方は、デジタル時計に変えるといいですよ。
●温熱感覚
これは季節を問わず、心地よく眠れる温湿管理すること。
最近では、エアコンに「おやすみモード」や「加湿機能」が搭載されてるものが多いですね。
就寝中の快適な空間づくりをサポートしてくれるものなので、あなたが眠りやすい温度・湿度にするために有効に活用しましょう。
●触覚
「入眠時にどれだけリラックスできているか」がその後の眠りに大きく影響します。
なので、眠るときに直接肌に触れる布団や枕、パジャマなどの肌触りを追求するのがポイント。
私も肌に触れるものは実際に触感を確認してから、気に入るものを探しています。
季節や気分によっても心地よいと感じる素材は変わるので、楽しみながら探すといいですね。
●嗅覚
嗅覚は生命維持に直結するほど大切な感覚です。
香りの効果は科学的にも明らかになっているそうで、今や眠りの環境作りにおいては欠かせない存在。
誰でも簡単にできる快眠のためのアロマの習慣については後日記事にしたいと思います。
質の良い睡眠といっても、ただベッドに入ってたくさん眠ればいいというわけではありません。
あなたの心と体の状態、空間の環境、感覚へのアプローチなどいろいろ関わってきます。
質の良い睡眠にするためにも、まずは今のあなたの心と体がどんな状態なのか?
しっかり向き合ってくださいね。
P.S. 今日のできごと
明日からお仕事再開です。
気が乗りません!!!
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