見た目が若くなる9つの方法!~その4 生活改善と漢方で冷えを予防~

3月になってもまだまだ寒い日が続きますね。
今日は多くの女性の悩みである冷えについてお話ししたいと思います。

このブログでも何度か冷え性についてお話ししてきました。
冷えを放置しておくと、見た目にも影響がでてきちゃいます。

冷え性は卵巣の働きと密接な関係があります。
女性ホルモンが低下すると自律神経の働きが悪くなり冷え性となってしまいます。

しかし、体を冷やしてしまう食生活や運動不足などの日常生活の中にも
冷え性となってしまう原因がたくさん隠れています。
あなたの体と日々の生活を見直して、冷えから体を守る習慣を身につけましょう。

それでは冷え性対策をいくつかご紹介します。

 

 

冷え性対策 その1 食事

冷え性の解消には食事がとても大切です。

私たちの体は、食べ物や飲み物を摂ることで代謝が上がります。
食事によって摂取したエネルギーの約75%以上が熱となって体温の維持に役立っているのです。

なので、食べないと冷え性は解消しません!

過激なダイエットや朝食抜きは冷え性を助長させてしまいます。
3食規則正しく食事することを心がけてくださいね。

 

それと、胃や腸の中は食べたものや飲んだものを温めることにも熱を使います。

例えば
アイスクリームやジュースなど冷たいものを摂ると体がひんやりした。
逆に、スープなどの温かいものを摂ると体がポカポカして温まった。という経験ありませんか?

体の熱を保つためには温かい食べ物や飲み物を摂ることが望ましいんです。
冷え性の方は夏場の暑いときでも、キンキンに冷えた清涼飲料水やお酒、アイスクリームなどは控える方がいいでしょう。

 

体を温める食品には、カブやネギのような冬が旬のもの。

土の中で採れる根菜類ショウガやシソなどの薬味。山椒・唐辛子などの香辛料など。
体を温める温性作用があるといわれています。

一方、トマトやキュウリなどの夏が旬のもの。バナナやマンゴーのような熱帯でとれるトロピカルフルーツは、体を冷やす冷性作用が強いです。

食性を知った上で温冷をバランス良く組み合わせるなど、
意識して食事をすることが大事なんです。

特に朝起きたときは体が冷えているので、温かいスープや飲み物をとるようにしましょう。

 

 

冷え性対策 その2 体を冷やさない

体を中心部の「体幹」と「末梢」の2つにわけて考えたとき、
特に体幹を冷やさないこと!

体幹を露出すると、露出した体幹部分だけでなく、手足の温度も急激に低下してしまいます。
一方、手足のみを露出した場合は、手足の温度は低下するものの、体幹の温度は逆に上昇するんです。

このことから、体幹は末梢の温度変化の影響を受けにくい。
反対に、末梢(特に手足)は体のどの部分が寒冷にさらされても温度が低下しやすく、冷えやすいということ。

 

内臓など重要な臓器が収まってる体幹は健康の基盤です。
1年を通して冷やさないよう注意。
寒い日はカイロを使ったり、服装を工夫したり意識して体を温めることを心がけましょう。

 

 

冷え性対策 その3 お風呂で温める

冷えを改善するのに入浴も大事な要素です。

冷えを改善する入浴法の研究では、42℃の熱めのお湯と、38℃のぬるめのお湯にそれぞれ10分間つかった時の温度変化を調べたそうです。

42℃の場合
42℃の熱めのお湯では、体温が0.9℃急上昇しました。
ですが、そのあとは汗をたくさんかいてしまい、10分後には入浴前の体温に戻ってしまいました。

 

38℃の場合
もう一方の38℃のぬるめのお湯では、体温は0.4℃と少しだけ上昇。
ですが、その後は20分たっても体温は上昇したまま保たれました。

 

この研究によって、冷えを改善する入浴のポイントは、
・38℃~40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくり入ること
・入浴時間は10分がベスト(10分以上だと逆に体温が下がります)
ということがわかりました。

熱いお湯に入ると一気に体が温まったように感じますよね?
でもそれはほんの一瞬のこと。

あなたは熱いお湯に入った途端、鳥肌がたったことありませんか?
これは交感神経(心身を緊張させる)が働くからです。

末梢の血管が収縮してしまうので、かえって血行が悪くなってしまいます。

38℃~40℃のぬるめのお湯につかると、交感神経の働きが抑制されて、
副交感神経(心身をリラックスさせる)が優位になります。

血管を開く作用もあるので、体のすみずみまで血流がよくなり、冷えの改善に大きな効果を発揮います。

ぜひ今日から38℃~40℃のぬるめのお湯で入浴しましょう!

 

 

冷え性対策 その4 適度な運動

私たちの体の中で、最も熱を生み出しているのは筋肉です。
体内で作られる熱のうち約60%も占めています。

じっと静かにしているときは全体の20%くらいしか筋肉は熱を作りませんが、家事や通勤、買い物などの中程度の動作によって代謝が高まり、大きな熱を作り出します。

また動くことで、末梢の循環も改善されるのです。

 

日常生活では、家事を積極的に行なったり、エスカレーターやエレベーターよりも階段を使ったり、
最寄り駅の1つ先まで歩くなどこまめに動くといいですね。

運動では筋肉を意識的に使う筋トレが有効です。
ジムで行なうような激しいメニューでなくても大丈夫!

家でスクワットなどを軽く行なうだけで体がポカポカ温まってきますよ。
ウォーキングなどの有酸素運動でも、脂肪が燃焼されたときに熱が発生します。

適度な運動はストレスの解消にもなりますし、自律神経の調整にもつながります。
体を温めるだけでなく、冷えやすい体質を改善するのにも有効。
ダイエットにもなるので、一石三鳥ですね♪

 

 

冷え性対策 その5 それでもダメなら漢方がある

冷え性を乗り切るためには体を冷やさない生活を送ることが大事。
普段の生活を改善するだけでかなり症状はよくなるはずです。

でも、それだけでは乗りきれないほど冷え性がひどい方もいらっしゃるでしょう。
そんな方に強い味方は漢方です!

まず、冷え性は西洋医学のホルモン補充療法などはほとんど効果がありません。
冷え性自体西洋医学ではあまり問題視されていませんし、その概念もないんです。

東洋医学では冷え性は重要な位置にいます。
漢方による積極的な治療にも取り組んでいるほど。

漢方療法が深刻な冷え性の改善に果たす役割は大きいといえます。

 

漢方は体質や症状を見極めて選ぶことが大切です。
これを間違えてしまうとかえって体調が悪くなってしまうので要注意。

漢方専門のクリニックや漢方外来のある病院で処方してもらうのがいいでしょう。
(一般の婦人科や内科でも処方してもらえますよ。)

あなたに合ったかかりつけ医をみつけて、あなたの症状にあった漢方薬を処方してもらいましょう。
市販薬もありますが、購入する際は漢方に詳しい薬剤師に相談して選んでもらうことをオススメします。

 

 

多くの女性が冷え性に悩みますが、それを「体質だから」と諦めている人も多いです。
冷え性は普段の生活を改善すれば症状はよくなります。

それでもダメなら漢方を試してみましょう。不安なら漢方専門の医師や薬剤師に相談して、あなたに合う漢方をみつけましょう。

普段の生活を改善して、冷え性とはおさらばの生活をしてみたくありませんか?

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